だしの種類3選!それぞれの特徴と料理ごとの使い分けも合わせて解説
うどんだしや味噌汁などを作る時に、だしを使う方も多くいるでしょう。だしには様々な種類があるため、料理によって使い分けることで風味豊かな味わいを楽しめます。この記事では、よく使われる3種類のだしについて解説します。それぞれの特徴やおすすめ料理も解説するため、だしの風味を活かした料理を作りたい方はぜひ最後までご覧ください。
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だしの種類
だしには様々な種類があります。今回は、以下3種類のだしについて、作り方とおすすめ料理を紹介します。
- かつおだし
- 昆布だし
- 煮干しだし
かつおだし
かつおだしは、一般的なだしで様々な料理に使われます。かつお節から取っており、和食に良く合う深い味わいです。ここからは、かつおだしの作り方とおすすめ料理について解説します。
作り方
かつおだしの作り方は、以下の通りです。
- お湯を沸かす
- 沸騰したら火を止める
- かつお節を入れる
- 10分程度そのまま放置する
- 漉してかつお節を取る
かつお節は沸騰したお湯に入れるとえぐみが出るため、火を止めてから入れます。また漉す際に、水分を多く含んでいるかつお節を絞ろうと考える方もいるでしょう。しかし、絞るとエキスと一緒に渋みやえぐみが出るため、だしの味が悪くなります。
おすすめの料理
かつおだしにおすすめの料理は、あっさりとした具材の汁ものです。豆腐やわかめなどの具材を用いたお吸い物や味噌汁であれば、風味豊かなだしの味わいを活かした料理を楽しめるでしょう。また、うどんやそばのつゆにもおすすめです。
昆布だし
昆布だしは、昆布から抽出されただしのことを指します。使う昆布の種類によっても味わいは異なります。ここからは、作り方とおすすめ料理について解説するので、参考にしてください。
作り方
昆布だしの作り方は、以下の通りです。
- 昆布を軽く拭く
- 昆布を水に戻す
- 戻した水と昆布を一緒に弱火でじっくり煮込む
- 水泡がふつふつしてきたら昆布を出す
昆布には砂がついていることがあるため、表面を軽く拭きましょう。この時、水で洗ってしまうと旨味成分も流されてしまいます。水に戻したらそのまま火にかけ、沸騰する前に昆布を出します。昆布を沸騰したお湯に入れると、えぐみやぬめりが出るため注意が必要です。
おすすめの料理
昆布だしは、隠し味として用いられることが多いです。昆布に含まれる旨味成分が、料理にコクを加えます。煮物やおでんなどの料理におすすめです。野菜料理とも相性が良いため、ぜひお試しください。
煮干しだし
煮干しだしは「いりこだし」とも呼ばれ、煮干しを使って抽出しただしを指します。煮干しの材料となっている魚によって、様々な味わいを楽しめるでしょう。ここからは、煮干しだしの作り方とおすすめの料理について解説します。
作り方
煮干しだしの作り方は、以下の通りです。
- 煮干しの頭と内臓を取り除く
- 弱火でじっくりとアクを取りながら煮干しを5~6分煮込む
- 火を止めて煮干しを漉す
かつおだしと同様に、煮干しも沸騰させるとえぐみが出るため弱火でじっくりと煮込みます。アクは残ると渋みや舌触りが悪くなる原因となるため、丁寧に取ることが大切です。また、漉す時も絞らないようにしましょう。
おすすめの料理
煮干しだしは強い香りが特徴的で、味噌汁やラーメンにおすすめです。他の具材とも調和し、料理にコクを出せます。風味豊かな香りは煮物にも合うでしょう。
料理に適しただしを使って美味しく作ろう!
だしは材料によって作り方や味わいが異なります。ポイントを押さえてだしを作ることで、風味豊かな香りと味になります。また、作る料理によって種類を変えることで、味に深みを与えたり、コクを加えたりすることも可能です。ぜひ料理を作る時にはだしにもこだわってみてください。