人気のある麺の原料を一覧で紹介!多種多様な麺の違いを知ろう
麺は、世界中で愛されている食材でその原料や作り方は様々です。多種多様な麺は、独自の味や食感を持ち、多くの料理に活用されています。本記事では、日本でよく食べられている主要な麺の種類とそれぞれの原料についてご紹介します。麺に使われている原料は様々です。料理の幅を広げるヒントになれば幸いです。
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麺類の種類と原料一覧
日本には、うどんやそばを始めとして数多くの麺料理が存在します。どの原料を使用するのかはもちろん、同じ原料を使っても配合量の違いによって全く異なる麺が作られます。適切な方法で美味しく調理できるように、それぞれの麺が持っている特徴や原料の違いについて学びましょう。
うどん・そうめん・ひやむぎ・きしめん
小麦粉を原料として作られる麺類は、つるつるとした食感で食べやすく人気があります。原料は同じでも、麺の太さによって以下のようにいくつかの種類に分けられます。
- そうめん:直径1.3mm未満
- ひやむぎ:直径1.3mm以上1.7mm未満
- うどん:直径1.7mm以上
- きしめん:幅4.5㎜以上、厚さ2mm未満
どの麺も滑らかな表面を持ち、つるつるとした食感が特徴的です。夏は冷たいつゆに浸してさっぱりと、冬は熱い鍋に入れてシメとして食べるのが人気です。
そば
そばは日本の伝統的な麺料理であり、主にそばの実から作られるそば粉を原料としています。配合される小麦粉の割合によって、二八蕎麦や十割蕎麦など色々な種類に分けられます。細く平たい形状をしており、そばの実が持つ豊かな香りと風味が特徴的です。温かいつゆに浸して食べる以外に、ざるそばやてんぷらそばなど様々なスタイルで楽しめます。
中華麺
中華麺は、焼きそば以外にラーメンや中華そばといった中国料理で広く使われている麺であり、小麦粉、かん水、水を主原料としています。中華麺には、細麺や太麺、ちぢれ麺など、太さや幅、形状に様々な種類があります。
スパゲティ
スパゲティはイタリアの代表的なパスタであり、細長い形状としなやかな食感が特徴的です。茹でてもコシが失われず、弾力性のあるモチっとした食感が楽しめるデュラム小麦粉を原料として作られています。
トマトソースやクリームソースの他に、めんつゆや醤油、バター、和風だしなどとの組み合わせ方が可能で、数え切れないほどの調理方法が存在します。デュラム小麦粉を使用したパスタは、スパゲティ以外に500以上の種類があり世界中で親しまれています。
ビーフン・春雨
ビーフンと春雨は、アジア料理でよく使われている透明で細長い麺です。ビーフンはうるち米といった米粉を主原料としており、柔らかく弾力性のある食感が特徴的です。一方春雨は、緑豆やイモ類のでんぷんから作られます。どちらの麺も炒め物、スープ、サラダ、揚げ物など、多彩な調理法に使用されています。
冷麺
冷麺は、韓国料理に使われる弾力性のある歯ごたえが特徴的な麺です。主な原料は蕎麦粉で、小麦粉やでんぷん、水がつなぎとして使用されます。冷麺が使われる料理は冷たいものが多く、茹でてから冷水で冷やすのがポイントです。韓国の特製唐辛子醤油タレや冷たいスープ、野菜、キムチなどと一緒に食べられ、さっぱりとした味わいが人気の理由です。
原料の組み合わせ次第で、多種多様な麺が作られる
今回は、日本でよく食べられている主要な麺の種類とそれぞれの原料についてご紹介しました。日本では、そば、うどん、ラーメン、そうめんなど様々な麺が日常的に食べられています。
それぞれの麺には異なる原料が使われており、原料の組み合わせ次第で多種多様な麺が作られます。形状や食感などの違いによって適した調理法も異なるので、それぞれの麺が持つ特徴を理解してから料理してみると、各麺が持つ風味や食感をより一層楽しめます。