冷凍庫の適正温度は何℃?正しい使い方や効率的に冷やす方法を紹介

食材を冷凍すると、常温や冷蔵に比べて長く保存できます。しかし、冷凍する時は温度に気をつけないと食品が傷んでしまう場合があるため、冷凍庫は適正温度を保つのが大切です。この記事では、冷凍庫の適正温度や庫内を効率的に冷やす方法などを紹介します。
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冷凍庫の適正温度
冷凍庫の適正温度は、−20度から−18度です。−20度前後は、雑菌が繁殖しにくくなる温度といわれており、食材を長期保存するのに最も適しています。最近では冷凍室の温度を調節できるモデルもありますが、基本的には購入時の状態にしておくと適正温度を維持してくれます。
冷凍庫内を効率的に冷やす方法
冷凍庫内を効率的に冷やす方法を、5つ紹介します。
- 粗熱を取ってから冷凍する
- 冷凍食品を隙間なく詰める
- ドアの開け閉めを減らす
- 壁から離して設置する
- 定期的に霜を掃除する
粗熱をとってから冷凍する
加熱調理した食材を冷凍保存する時は、粗熱をとってから庫内に入れましょう。温かいまま入れると、冷やすのに時間がかかるだけでなく、冷凍庫内の温度を上げてしまいます。温度が上がると他の食材が傷む可能性があるので、食品を冷凍する時はよく冷ますのが大切です。
冷凍食品を隙間なく詰める
冷蔵庫に食品を入れる時は、入れすぎない方が電気代の節約になります。一方冷凍庫の場合は、たくさん詰めると凍った食品が保冷剤の役割をしてくれるため、庫内を効率的に冷やしてくれます。また、隙間なく詰めると開け閉めしても冷気が逃げにくく、適正温度を維持するのにもつながりやすいです。
ドアの開け閉めを減らす
冷凍庫内を効率的に冷やすため、ドアの開け閉めはなるべく最小限にしましょう。開け閉めが多いと冷やされた空気が放出されて、室内の温かい空気が入ってしまうので、庫内の温度が上昇しやすくなります。温度が上がると食材が痛む原因にもなるため、開け閉めの回数を減らして、長時間の開けっぱなしも控えるのが大切です。
壁から離して設置する
冷凍庫は電源を入れると、庫内が冷やされるのと同時に、周囲に熱を放出します。周りに熱を放出するスペースがない場合は、冷却器がうまく稼働しなくなり、冷凍庫内が冷えにくくなる場合があります。そのため、庫内を効率的に冷やすためにも、冷凍庫の周囲は5〜10cm程度あけて設置するのが望ましいです。
定期的に霜を掃除する
冷凍庫の内部には、冷気を放出する吹き出し口があります。食材や霜が吹き出し口を塞いでしまうと、庫内に冷やした空気が出てこなくなるため、温度が下がらなくなる場合があります。そのため、庫内の霜や汚れは定期的に掃除して、冷気の通り道をしっかり確保するのが大切です。
冷凍庫の温度が下がらない時はどうする?
冷凍庫の温度が下がらないのは、以下の原因が考えられます。
- 電源が入っていない
- 吹き出し口が塞がっている
- 故障している
電源が入っていない場合は、コンセントを確認して、抜けている時はつけ直しましょう。吹き出し口が塞がっている時は、冷凍庫内を確認して、食材を避けたり霜を掃除したりすると改善できる場合があります。しかし、機械本体が故障している時は自分だけでは直すことができないので、冷凍庫の修理や買い替えを検討しなくてはなりません。
冷凍庫は使い方を工夫して適正温度を保ちましょう
冷凍庫の適正温度は、−20度から−18度です。−20度前後は雑菌が繁殖しにくいといわれており、食材を長期保存するのに最も適しています。しかし、温かい食品を入れるなどにより庫内の温度は上昇する場合があるので、冷凍する時は食材の粗熱をとり、なるべく隙間なく詰め込むと冷気を逃さず効率的に冷やせます。冷凍庫は使い方を工夫して、適正温度を保ちましょう。