冷凍食品の霜を防止する方法!付いてしまう原因や食べられるのか解説
冷凍食品を開封すると、白く霜がついていることがあります。食材の劣化が原因なのか、食べても大丈夫なのかなど、気になることもあるでしょう。そこでこの記事では、冷凍食品に霜がつく原因や防止する方法、食べる時の安全性について解説します。
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冷凍食品は霜がついても食べられる?
霜がついた食品は、冷凍焼けを起こしている可能性があるため、変色や臭いがある時は食べられません。しかし、傷みがなく霜がついているだけなら、加熱などの適切な調理で食べられる場合があります。ただし、味や風味が悪くなっているなど、食べてみて少しでも違和感を感じたら捨てましょう。また、霜は溶けると水滴になるため、揚げ物や加熱調理をする時は、はねないよう水気を拭き取る必要があります。
冷凍食品に霜がつく原因
霜がつく原因は、以下の2つです。
- 冷凍庫内の水分が食材についた
- 食品から出た水分が凍った
冷凍庫内は湿度が高く、開け閉めにより暖められた冷気が水滴になって食材につくと、再度冷やされた時に霜になります。また、食品は冷凍すると乾燥して中から水分が出てくるため、それが凍って霜になることがあります。どちらも水分が関係しており、霜を防ぐ時は水気の発生を抑えて保存するのがポイントです。
冷凍食品の霜を防止する方法
冷凍食品の霜を防止する方法を、4つご紹介します。
- 食材を密閉する
- 冷凍庫の開け閉めを減らす
- 霜がつく前に食べ切る
- 油分でコーティングする
食材を密閉する
霜を防止する時は、食材をしっかり密閉しましょう。密閉すると食品に直接水滴がつくことがなくなり、食材自体の乾燥も抑えられるので、水分蒸発を防いで霜がつきにくくなります。また、食品の劣化も防げるので、品質が保たれて冷凍焼けしにくいです。
密閉する時は、冷凍に対応していない袋を使用すると凍らせた際に破ける可能性があるため、冷凍可能なジップバッグを使い、できる限り空気を抜いて保存しましょう。
冷凍庫の開け閉めを減らす
霜を防止する時は、冷凍庫の開け閉めを最低限に減らしましょう。開け閉めが多いと、庫内の冷気が暖められて水滴になり、食材について霜が発生しやすくなります。そのため、冷凍庫から食品を取り出す時はなるべく一度で済ませるようにし、庫内の温度変化を小さくすると霜の防止に効果的です。開け閉めが多いと食品自体も温められて劣化しやすくなるので、なるべく減らして品質を保ちましょう。
霜がつく前に食べ切る
霜が気になる場合は、早めに食べ切ることも大切です。食材を密閉し、冷凍庫の開け閉めを最低限にしていても、長く保存しているとその分霜がつきやすくなります。また、冷凍しても食材が劣化しないわけではないので、安全のためにも早めに食べ切りましょう。
油分でコーティングする
水分蒸発を防ぐには、油分でコーティングするのも効果的です。油は乾燥防止になるだけでなく、食材の劣化を抑える効果があるため、開封済みの冷凍食品を油分の多い調味料で味付けすると傷みにくくなります。ただし、行う場合は調理器具などの雑菌には十分注意して、衛生的に行う必要があります。また、開封すると劣化が早まるため、未開封の場合はそのまま保存した方が良いでしょう。
冷凍食品は霜対策をして早めに食べ切りましょう
冷凍食品は、霜がついていると冷凍焼けを起こしている可能性があるため、食べる時は十分注意して、少しでも違和感を感じたら処分する必要があります。
霜がつく主な原因は、水分が食材について凍ることです。そのため、食材はしっかりと密閉して水滴や水分蒸発を防ぎ、冷凍庫の開け閉めも最低限に抑えることが大切です。また、長く保存しているとどうしてもつきやすくなるので、開封・未開封に限らず早めに食べ切りましょう。