冷凍食品は体に悪い?良くないと言われる理由や冷食の実情を解説
冷凍食品は、温めるだけで手軽に食べられるため、家庭にあるととても便利です。しかし「冷凍食品は体に悪い」と言われることもあり、実際のところはどうなのか、気になっている人もいるでしょう。そこでこの記事では、冷凍食品が体に悪いと言われる理由や冷食の実情について解説します。
この記事を読むための時間:3分
冷凍食品が体に悪いと言われる理由
冷凍食品が体に悪いと言われる理由は、以下の4つです。
- 加工するため保存料が多そう
- 濃い味付けの食品が多い
- 複数の栄養が摂りにくい
- 冷凍すると栄養がなくなりそう
それぞれについて解説します。
加工するため保存料が多そう
冷凍食品は長期保存用に加工されているため、保存料が多いのではと考える人が多いです。保存料は、体にどんな影響があるかなどを詳しく知らない人が多いので、体に悪いというイメージを持たれやすくなります。そのため、冷凍食品は「保存料を使っている=体に悪い」と言われてしまうようです。
濃い味付けの食品が多い
冷凍食品は、誰もが好むように作られているため、比較的濃い味付けの食品が多いです。味付けが濃いと、塩分や糖分を気にしているシニア世代や、子育てをしている主婦の方などから体に悪いのではと思われてしまうようです。
複数の栄養が摂りにくい
惣菜系の冷凍食品は、肉や炭水化物がメインの商品が多いです。肉や炭水化物だけでは、食物繊維やビタミンなど他の栄養素が摂りにくいため、栄養バランスが悪いということから体に悪いと思われているようです。
冷凍すると栄養がなくなりそう
冷凍食品は凍らせているため、新鮮な食材に比べて栄養がなくなっていると考える人もいます。そのため、冷凍食品を食べても栄養を摂ることができず、体に悪いと言われているようです。
冷凍食品が体に悪いのは本当?実際の冷食について
冷凍食品が体に悪いのは本当か、実際の冷食事情は以下のとおりです。
- 急速冷凍で栄養を逃さない
- 冷凍すると栄養価が高くなる食品もある
- 劣化しにくく安全に長期保存できる
- 惣菜だけでなく野菜や果物の冷食もある
それぞれについて解説します。
急速冷凍で栄養を逃さない
冷凍食品の多くは、急速冷凍により新鮮な食材をすぐに凍らせています。すぐに凍らせると、食材の栄養が逃げないので、冷凍により栄養が消えることはありません。また、栄養だけでなく食材のおいしさも逃さず冷凍されているので、味も劣化していない食品が多いです。
冷凍すると栄養価が高くなる食品もある
きのこ類やブロッコリー、にんじんなどは、冷凍すると栄養価が高くなります。そのまま食べるよりも栄養を豊富に摂れるので、冷凍食品だから体に悪いということはありません。
劣化しにくく安全に長期保存できる
肉や魚、野菜などの生鮮食品は、冷蔵保存では数日で劣化します。食材が劣化すると、味が落ちるだけでなく、体にも悪影響を及ぼす可能性があるため危険です。冷凍食品の場合は、凍らせることで食材が劣化しにくくなるので、安全に長期保存できて食べる時も安心です。
惣菜だけでなく野菜や果物の冷食もある
冷凍食品は、惣菜系の商品に加えて、野菜や果物の商品も多くあります。そのため、惣菜の冷凍食品のみで栄養バランスが気になる場合は、果物や野菜の冷凍食品も食事に取り入れると良いでしょう。複数の冷食を組み合わせると、食物繊維やビタミンなども摂取できるので、栄養バランスも気になりにくいです。
冷凍食品はバランスを考えて食事に取り入れましょう
冷凍食品は、加工する際に保存料が多くなりそう、濃い味付けの食品が多いなどの理由から「体に悪い」という印象を持たれやすいです。
しかし、冷凍食品は急速冷凍により栄養やおいしさを保持されているだけでなく、冷凍することで栄養価がアップする食品もあるため、体に悪いということはありません。栄養バランスが気になる場合は、惣菜系の冷食だけでなく、野菜や果物の冷食も積極的に取り入れると良いでしょう。