冷凍食品を揚げると爆発する?少ない油ではねずに揚げるコツを解説
冷凍食品を揚げていると、油がはねたり、カラッと仕上がらなかったりします。そのため、美味しく調理するにはどのようにするのが適切か、知りたい人もいるでしょう。そこでこの記事では、冷凍食品の油はねの原因を解説し、上手に揚げる方法や油を減らすコツをご紹介します。
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冷凍食品を揚げると爆発するのはなぜ?
冷凍食品を揚げると油がはねて爆発する原因は、表面についている水分です。凍っている食材を常温に置くと、溶けて水滴が付着します。特に揚げる前は、ガスコンロの火力によりキッチンの温度が高くなっているため、冷凍品が溶けやすいです。
水と油は混ざらないため水滴がついたまま揚げると、水気がはねて爆発したように見えます。油がはねると火傷や火事の原因にもなるので、冷凍食品を揚げる時は適切な方法で行うことが大切です。
冷凍食品を上手に揚げる方法
冷凍食品を上手に揚げる方法を、4つご紹介します。
- 冷凍したまま揚げる
- 少しずつ揚げる
- 温度が下がらないようにする
- 揚げている時に触らない
冷凍したまま揚げる
冷凍食品を揚げる時は、解凍せずにそのまま揚げましょう。解凍すると、表面に水滴がついて油がはねるだけでなく、型崩れを起こすことも多いので、見栄えが悪くなりやすいです。凍ったままでは火が通りにくい、上手に揚がらないと思われることもありますが、冷凍食品はそのまま調理できるように作られているため心配いりません。
少しずつ揚げる
冷凍食品は冷えているため、一度にたくさんの量を入れると、油の温度が急激に下がります。温度が低くなると、中まで火が通りにくく、食感も悪くなる可能性があります。そのため、調理する時はフライパンに対して半分くらいの量を目安にして、少しずつ揚げましょう。
温度が下がらないようにする
冷凍食品を揚げている時は、油の温度が下がりやすいため、こまめに確認しましょう。IHの場合はコンロの温度表示で確認できますが、ガスの場合は、調理用温度計などが必要になります。温度計がない場合は、油から出る泡の量を確認し、泡が全くない・少ない場合は温度が低くなっている可能性が高いです。温度が下がっている時は火力を強めて、180℃前後の高温になるよう調節して揚げましょう。
揚げている時に触らない
冷凍食品を揚げている時は、なるべく触らないようにしましょう。揚がる前の食材は、箸で触ると型崩れしやすいです。形が崩れると、食材の中身が出てきて油はねを起こす危険性があるので、揚げている時はなるべく触らず、色がついた頃合いでひっくり返す程度にとどめましょう。
冷凍食品を油少なめで揚げる時のコツ
冷凍食品を油少なめで揚げる時のコツは、以下の3つです。
- 小さくて深めのフライパンを使う
- 焦げていないか確認する
- 最後は強火にする
油を少なくする際は、小鍋くらいの小さくて深めのフライパンを使いましょう。大きいフライパンを使うと、油を入れた時に浅くなるため、中まで火を通すのが難しくなります。
また、油が少ないと食材が底について焦げることもあるので、こまめに確認する必要があります。確認する時は箸で触るのではなく、フライパンを少し揺らすなど、底につかないようにするだけで大丈夫です。両面に色がつくまで揚げたら、最後は強火にして表面をカリッとさせましょう。
冷凍食品を揚げる時は温度に注意しましょう
冷凍食品を揚げる時は、表面に水滴がついていると、油がはねて爆発してしまうことがあります。油はねは火傷や火事につながる恐れがあるので、食材に水滴がつかないよう、冷凍したまま調理するのがポイントです。また、油の温度が下がると火が通りにくく、カリッとした食感に仕上がらないため、揚げる時は温度が低くならないよう注意しましょう。