子どもはうどんをいつから食べられる?時期や安全な食べさせ方を解説
うどんは子どもの好きな食べ物の上位に挙げられるほど、人気のメニューです。しかし、いつ頃から食べていいものなのでしょうか?そこで今回は、子どもがうどんを食べられるようになる時期と、安全な食べさせ方について解説します。離乳食向けのうどんの種類や、味付けの工夫についても併せてご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
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うどんは離乳食初期の後半から食べられる
子どもがうどんを食べられるようになるのは、離乳食初期の後半が目安です。離乳食初期とは、生後5〜6か月頃を指します。離乳食を食べさせ始めて、1か月経った頃からうどんに挑戦しても良いでしょう。まずは、固形ではなく擦りつぶしたうどんを少量ずつ食べさせ、その後は離乳食の進み具合に合わせて、少しずつ断片を長くしてみてください。
うどんの長さの目安は、以下の通りです。
- 離乳食初期…すりつぶしたペースト状
- 離乳食中期…みじん切り
- 離乳食後期…1cm〜2cm
- 離乳完了期…2cm〜4cm
離乳食をステップアップさせるペースには個人差があるので、様子を見ながら調整してください。
子どもにうどんを食べさせるときのポイント
ここからは、離乳食段階の子どもに、うどんを食べさせるためのポイントをご紹介します。
塩抜きを行う
離乳食用のうどんには、塩分が含まれていないことがほとんどなので、そのまま食べさせることができます。しかし、通常のうどんを食べさせる場合には、塩分量に注意しましょう。特に乾麺は、茹で麺や冷凍うどんと比較すると塩分量が多いため、しっかりと茹でて塩抜きを行ってください。
離乳食以外でも、塩分不使用や減塩タイプのうどんが販売されているので、そのような商品を選ぶとさらに安心です。
柔らかく茹でたうどんを用意する
子どもにうどんを食べさせる場合は、飲み込みやすくスムーズに消化できるように、柔らかく煮込んでから出しましょう。また、讃岐うどんのようにコシの強い商品ではなく、元から柔らかいタイプの商品を選ぶのもおすすめです。
初めてのうどんは体調の良い日に
うどんに使用されている小麦粉は、食物アレルギーの症例数が多い食品です。そのため、初めて食べさせる際には、体調の良い日を選んで少しずつ食べさせましょう。また、万が一アレルギー反応が出た際に即座に対応できるように、かかりつけの病院が診療している日時を選んでください。
うどんを食べても問題がなかった場合は、小麦アレルギーがないと考えて良いですが、パンについては卵や牛乳などアレルゲンになり得る成分を含んでいるため、注意が必要です。
離乳食向けのうどんの種類
基本的には、離乳食用のうどんを用意しましょう。食塩を使っていなかったり、短くカットされていたりなど、安心して食べさせられる工夫がなされています。その他の商品を食べさせる場合、コシの強い冷凍うどんはできるだけ避けて、柔らかい茹で麺を選びましょう。噛むようになっても、歯茎でつぶせる柔らかさになるようにしっかりと茹でてください。
子どもに食べさせるうどんのレシピは?
離乳食初期にうどんを食べさせる場合は、もちろん薄味が鉄則です。うどんを茹でたものをしっかりとすりつぶし、だし汁で伸ばしたものを食べさせてください。離乳食中期には、細かく刻んだ野菜を食べられるようになります。細かく刻んだうどんと、刻んだ野菜をだし汁で煮込んだものを食べさせましょう。
離乳食後期には、手づかみ食べができるようになります。煮込んだうどん以外には、おやきにしてみるのもおすすめです。細かく切ったうどんと野菜を、薄力粉と合わせて混ぜ合わせ、牛乳を少しずつ加えて生地をまとめます。薄く丸めた生地の両面をフライパンで焼いたら完成です。
初めてのうどんは慎重に食べさせよう!
うどんは子どもが喜ぶメニューですが、食べ始めの時期には注意が必要です。離乳食のステップアップに合わせて、成長段階に合わせた形で食べさせるようにしましょう。