炭水化物抜きダイエットは痩せる?方法やメリット・デメリットを解説

効果が出やすいことで人気となった、炭水化物抜きダイエット。糖質制限が注目されている影響もあり、炭水化物を避けている人も多く見られますが、炭水化物は健康的な生活を送る上で欠かせない栄養素です。そこで本記事では、炭水化物抜きダイエットのメリットとデメリットを紹介します。炭水化物の働きや、炭水化物抜きダイエットの方法などの基礎知識もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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炭水化物の働き
炭水化物とは、身体を動かすエネルギー源となる栄養素で、タンパク質や脂質と並び「三大栄養素」として扱われています。人間の筋肉や脳は、炭水化物から得られるブドウ糖をエネルギーとして使用されています。そのため炭水化物が体内から不足すると、エネルギー不足による集中力の低下や疲労感を引き起こしてしまうのです。
炭水化物抜きダイエットのやり方
炭水化物抜きダイエットとは、米や小麦粉を使った料理、根菜類、清涼飲料水などの砂糖を含むものを避ける食事制限です。炭水化物を減らす代わりに、タンパク質や脂質を摂取することでエネルギーを補給します。ただし、いきなり炭水化物を完全カットすると危険なので、少しずつ減らすことが理想的です。
炭水化物抜きダイエットのメリット
炭水化物抜きダイエットのメリットは、以下の通りです。
- 食べられる食材が多い
- むくみを防げる
- 効果が早く出やすい
食べられる食材が多い
炭水化物抜きダイエットのメリットは、炭水化物さえ控えれば、肉や魚、チーズ、卵などの食材も自由に食べられる点です。しっかりと食べられて空腹感を感じにくいため、最小限のストレスでダイエットに取り組むことができます。
むくみを防げる
炭水化物を過剰に摂取すると、体内に水分が蓄積されてむくみを感じることがあります。炭水化物を控えることで余分な水分が一時的に排出され、むくみを軽減することができます。近々大切な予定があるのにむくみが気になるという場合には、他のダイエット方法よりも即効性を感じやすいかもしれません。
効果が早く出やすい
炭水化物抜きダイエットの最大のメリットは、効果が早く出やすいという点です。炭水化物を控えると体内の糖質量が減るため、蓄積された脂肪からエネルギーを補うようになります。活動や生命維持に伴い脂肪燃焼がどんどん燃えていくことで、効率よく体重を減らすことができます。
炭水化物抜きダイエットのデメリット
炭水化物抜きダイエットのデメリットとして、以下の点が挙げられます。
- リバウンドのリスクが高い
- 健康に悪影響を及ぼすこともある
- ストレスがたまる
- 腸内環境が乱れる
リバウンドのリスクが高い
効果が早く出やすい炭水化物抜きダイエットですが、ダイエットを終えて、炭水化物を再び摂取すると、リバウンドしてしまいます。特に短い期間で体重を落とした場合は、身体が摂取したカロリーを確実に取り込もうとするため、大変太りやすい状態です。
健康に悪影響を及ぼすこともある
炭水化物を極端に減らすと体内のエネルギーが不足し、倦怠感や疲労感、集中力の低下が引き起こされます。身体に異常を感じたときには即座に中止して、無理のないダイエットを心がけましょう。また炭水化物ダイエットを行うと、ケトン体とよばれる物質が増加しますが、過剰に増えると、吐き気や腹痛などの症状を引き起こす危険があります。
ストレスがたまる
炭水化物が好きな方にとって、米やパン、麺類などの摂取を制限することは、ストレスになる可能性があります。また、自宅での食事で炭水化物を抜くことは可能ですが、外での食事で炭水化物を避けることは簡単ではありません。社交の場における食事が制限されることも、ストレスの一因になると考えられます。
腸内環境が乱れる
炭水化物には食物繊維が含まれているため、制限すると腸内環境の悪化を引き起こす可能性があります。また、体内の水分量も減るため、糖質制限中に便秘に悩む方も少なくありません。炭水化物を控えているときには、普段以上に食物繊維や水分の摂取を心がけましょう。
炭水化物はきれいな身体づくりに大切
炭水化物抜きダイエットは、早く効果を得ることができますが、やり方を間違えたり無理をしたりすると、逆効果になってしまうことがあります。本記事の内容を参考にしていただき、メリットとデメリットを踏まえた上で取り組みましょう。