グルテンフリーは意味ない?実践するメリットとデメリットを徹底解説

近年、グルテンフリーという言葉を耳にする機会が増えていますが、一体どのような効果があるのでしょうか。意味がないという意見や、効果があったという意見を目にしますが、両者にどのような違いがあるのか気になりますよね。そこで本記事では、グルテンフリーのメリットとデメリットをそれぞれお伝えします。食生活を見直したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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グルテンフリーとは
グルテンフリーとは、小麦やライ麦、大麦などに含まれるグルテンと呼ばれる成分を摂取しない食事法を指します。元々は、グルテン過敏症やセリアック病など、小麦が体質に合わない方に向けて考えられた健康方法でした。しかし現在では、ダイエットや健康維持目的とした方がグルテンフリーに興味を持つケースが増加しています。
グルテンフリーのメリット
グルテンフリーのメリットは、以下の2点です。
- 身体や肌の不調が改善されることがある
- ダイエット効果を得られる
それぞれの内容を詳しく紹介します。
身体や肌の不調が改善されることがある
軽度のグルテン過敏症を持っているにも関わらず、自分では気づいていないケースも少なくありません。そのような場合、食生活からグルテンを排除することで、身体や肌の不調が改善されることもあります。
グルテンによる肌荒れや消化不良などは、グルテンが腸に炎症を引き起こすことで、その影響が全身に広がるためだといわれています。グルテン過敏症がある人にとって、グルテンフリーは健康的な選択肢となるでしょう。
ダイエット効果を得られる
グルテンを含む食品には、高カロリーや高糖質な食べ物が多くあります。そのため、グルテンフリー生活を行うことで、結果的にカロリー摂取量を減らすことができ、体重をコントロールしやすくなることがあります。ただし、グルテンの排除が、ダイエットの結果に直接結びつくわけではない点には注意が必要です。
グルテンフリーのデメリット
グルテンフリーのデメリットは、以下の4点が挙げられます。
- 栄養バランスが崩れる
- ストレスを感じる
- 見た目の効果を感じにくいことがある
- 外食の選択肢が減る
それぞれの内容を見ていきましょう。
栄養バランスが崩れる
小麦には、ビタミンB群やミネラル、食物繊維などの栄養素が含まれています。心身を健康に保つために必須の栄養素なのですが、グルテンフリーを実践することで、これらが不足する危険性があります。グルテンフリー生活を行う場合には、不足した栄養素を他の食品から意識的に摂るよう心がけてください。
ストレスを感じる
グルテンフリーを徹底すると、厳しい食事制限を行うことになり、ストレスを感じることがあります。パンやうどん、ラーメンなどの食品は、嗜好品としても好まれていて、日々の楽しみやご褒美にしている方も多いようです。グルテンを含む食べ物が好きな方にとっては、気持ちの面での負担が大きいかもしれません。
見た目の効果を感じにくいことがある
グルテンフリーは、必ずしもはっきりとしたダイエット効果をもたらすわけではありません。特に、グルテンが合わない体質の方以外には、大きな変化が見られない可能性が考えられます。見た目の効果を感じにくいため、モチベーションが下がる方も多いはずです。
外食の選択肢が減る
住んでいる地域によっては、外食時にグルテンを含まないメニューを見つけるのが難しいケースもあるため、食事の自由度が低くなるのもデメリットです。また、友人や家族と一緒に食事をする際、口にできるメニューが制限されることで、食事の場を楽しめなくなることがあります。
グルテンフリーが合うかは人それぞれ
本記事では、グルテンフリーを行うメリットとデメリットをお伝えしました。「日本人にグルテンフリーは意味ない」「グルテンは身体に毒である」などのさまざまな意見がありますが、本記事の執筆時点では明確なエビデンスがあるわけではないようです。グルテンフリーが合うかは人それぞれなので、小麦製品を食べたときの自分の体の変化をよく確認してみてください。